イベント報告 9/22(土)「未来への教科書 ~復興支援メディア隊が見た日本の底力~vol.1」

posted 2012/09/27 category Blog

秋分の日の9月22日(土)、「未来への教科書~復興支援メディア隊が見た日本の底力」vol.1を開催しました!

会場となった有楽町、場所文化レストラン「にっぽんの…」には様々なジャンルの皆さんにお集まり頂きました。

 

まず、代表の榎田がスクリーンにスライドショーを映しながら、復興支援メディア隊の震災発生からこれまでの活動の軌跡、そしてこれからの展望を語りました。

 

とても短い時間で語りつくせることの出来るものではありませんが、真剣に聞き入って下さる皆様を見て、気持ちを共有できていると感じました。

 

そして今回、お招きしたゲストの冨沢真理さん登場。

双葉町、原発から3kmの場所で一家で造り酒屋を営む真理さんの生々しい体験談に、会場はなぜか爆笑に次ぐ爆笑…。

もちろん想像を絶する体験をされて、とても厳しい環境の中で復興を目指しているのですが、真理さんの語りには怒りと同時に必ず笑いが…

今回もホスト役の榎田と、まるで掛け合い漫才の様でした。

こうして、みんな真理さんの虜になっていくのでしょうね。

 

そして、今回は東北から新鮮な食材と、冨沢酒造さんから日本酒が提供されました。

どちらも、他ではちょっとお目にかかれない逸品です。

美味しいお料理とお酒を前に、参加者の皆さんの気持ちもオープンになったのか、そこここでまた新たな繋がりが生まれているようでした。

 

こうして、第一回 未来への教科書 ~復興支援メディア隊が見た日本の底力 イベントは、大成功を収めることが出来ました。

このイベントは、第二、第三回と続けていきますので、今回ご参加いただけなかった方も、是非次回はご参加下さい。

詳細が決まりましたら、こちらでも告知させていただきます。

 

最後に、代表 榎田からのメッセージです。

 

 

先日行われた復興支援イベント「未来への教科書~復興支援メディア隊が見た日本の底力~Vol1 in にほんの」は大成功でした。

ご来場された皆様に心より御礼申し上げます。

このイベントの目的はただ一つです。

それは「利他の心があり、物事を変えていく力のある人に震災の事実を伝える」ということです。

昨日のゲストは双葉町に「あった」冨沢酒造の冨沢真理さん。

「地震後、原発は大丈夫です。安心して下さい。というアナウンスがあったので自宅待機していた。原発事故を知ったのは四日後だった」

彼女が語る震災直後の状況に参加者全員が唖然。。。

福島第一原発から3キロしか離れていない彼女達にきちんとした「事実」が情報として伝わっていなかった。

これが日本の現実です。

ここから300年の歴史を誇る造り酒屋である冨沢酒造の流浪の旅が始まります。

現在のオートメーション化された日本酒作りとは違って、冨沢酒造は手作りのこだわって行われて来ました。

各工程に一柱ずつの神が関わる、まさに神事として行われるのが日本酒作りである。

地域の米、水、人という実りで作られるから「地酒」という。

この言葉に参加者一同大きな気付きを得ることとなりました。

冨沢酒造の再興は日本の再興でもある。
この思いが参加者に共有された感動的に夜となりました。

嬉しいことに冨沢酒造再興に向けて、本気のチームが出来ました。

吉澤 保幸さんと後藤 健市さんという日本最強の利他実践人がこのチームを立ち上げたのです

彼らは口だけの薄っぺらい連中とは異なった人種です。
私も生命をかけます。

事実を物語れば世界が変わる。

第二弾は来月行う予定です。
心ある人の参加を期待します。

愛でよろしく。

 

2012年9月23日 復興支援メディア隊代表 榎田 竜路

 

 

復興支援メディア隊 川口