「未来への教科書~For Our Children」 第46回は「未来に向けて見えてきた3つのテーマ」

posted 2013/03/31 category Blog, 未来への教科書 Documentary Report

これまでの取材を通して見えてきた新たなテーマは「関わり」「ライフスタイル」「新しい経済」。

新年度第1弾となる第46回は、この3つのテーマの象徴ともいえる、これまでに登場していただいた3人に「今」、そして「未来」を語っていただきました。

番組では今後、この3つのテーマを軸に、新しい日本への糸口を模索していきます。

4月6日(土)27:00~

4月9日(火)18:00~ / 4月13日(土)27:00~

ぜひ、ご覧ください。

NPO法人共存の森ネットワーク 理事 澁澤寿一さん

 被災地から学ぶ新たなライフスタイル

第36回放送に登場していただいた澁澤寿一さん。岩手県大槌町吉里吉里地区にボランテ­ィアツアーを開催した。その理由は、吉里吉里にこそ現代に生きる私たちが学ぶべきライ­フスタイルのヒントがあるから。 昭和8年に起きた”昭和三陸地震”の際に作られた復興計画書には隣保相助という助け合­いの精神を大切にしながら、生活と産業の両方をバランスよく復興させていくという事が­書かれていた。 この言葉に感銘を受けた澁澤さんは、この復興計画書を現在の自分たちの生活に置き換え­て考えている。 物質と心に対しバランスの良い価値観を保ち、どういうものを食べ、どういう心を持つこ­とが健康につながるのか、そういったことをもう一度自分自身でデザインしなおす時期に­来ていると語る。

http://www.youtube.com/watch?v=X–PL1Noow0

株式会社フカコラ美人 代表取締役 岩手佳代子 さん
気仙沼から繋ぐ人々の輪

第30回放送に登場して頂いた、気仙沼にある復興屋台村の設立実行委員長を務めた岩手­佳代子さん。岩手さんは現在、新しい取り組みとして気仙沼の特産品であるフカヒレのコラ­ーゲンを使った柚子風味のゼリー”フカコラ美人”を開発していた。 この商品を開発した背景は、震災から2年経って気仙沼への関心が薄れていることがあっ­た。しかし、その一方で本当に気仙沼が復興するためには”被災地”というベールを脱ぎ­捨てる必要もあると考えている。 そこで、気仙沼を日本一アンチエイジングな町として、全国に認知してもらい観光地としての新しい魅力を作り出すそのファーストステップとして”フカコラ美人”の商品開発に­乗り出す。 協力者はフカヒレ業者の石渡さん。同世代で思いを同じくする石渡さんとのつながりを生­かしながら企画を実現させていくその様子に迫った。

http://www.youtube.com/watch?v=A1pdr0XRfSw

有限会社マイティー千葉重 代表 千葉大貴さん

 地域と共にある経済

第6回に登場して頂いた千葉大貴さん。千葉さんは震災後、販路を失った農業生産者たち­の状況を目の当たりにし、生産者と企業を直接繋げる新しいビジネスの仕組みづくりにま­い進してきた。 今まで国産品の材料を使っていなかった企業と生産者を繋ぐことにこだわり、その中で生­産者の意識が前向きに変わっていく姿や、企業は震災前から生産者と繋がりたかったとい­う事実を知る。 現在では、イチゴのピューレなど加工した生産物を作り出す体制を現地に作り出し、その­魅力を最大限生かす商品の企画から提案するようなアプローチで、地道にクライアントを­増やしている。 地元生産者と大手企業、その両方の現状を知り抜いている千葉さんに一次産業の新しい仕­組み、そこから見える新しい経済の姿について語っていただいた

http://www.youtube.com/watch?v=jZBlJj_m2w4