「未来への教科書〜For Our Children」第56回「ファッションの力で、進化した復興へ」
ファッション業界の第一線で40年近く活躍し続けてきた加賀美さんは、東日本大震災後にLOOM Nipponという団体を立ち上げて復興支援に乗り出した。
「太古の昔から未来へと流れていく時間軸が縦糸、今、同世代を生きている人たちが横糸。この縦糸と横糸で愛のタペストリーを織っていきたい」。
その想いに突き動かされながら、宮城県南三陸町でバッグを製造するLOOMBAGプロジェクは始まった。
デザインを作り上げる加賀美さんを中心とした東京のスタッフや、バッグを生産する南三陸町の工場、販売を担当する銀座のショップなど、各工程を通じて様々な人の想いがバッグに織り込まれ、それを手にした人々へと広がっていく。
その想いとは、LOOMという言葉の元になっている「Love of Our Motherland」(郷土愛)。
そして、バッグの収益の一部は鎮魂と未来への希望を込めた3000本の桜の植樹へと姿を変える。
被災地での雇用創出と全く新しい産業を生み出す”進化した復興”へのチャレンジと、”想い”を大切にした日本ならではのモノづくりの魅力を追った。
BS12ch TwellV
放送日
9月3日 18時〜19時 / 7日27時~28時
9月10日18時~19時 / 9月14日 27時~28時