未来への教科書 第61回「伝統工芸から繋がる復興の絆」
第61回「伝統工芸から繋がる復興の絆」
・有限会社 北越 代表取締役社長 小林正明
・有限会社 岩田紬 代表取締役 岩田日出夫
・普門寺 住職 熊谷光洋
新潟県柏崎市にある呉服店「わのわ」では、陸前高田市の松で染めた松染めの織物を販売している。
過去に起きた04年の中越地震、そして07年の中越沖地震では、たくさんのボランティアを始めとした多くの人から支援を受け、その恩返ししたい想いから、「NPO法人きものを着る習慣をつくる協議会」を通して、松染めを企画した。
昨年は松染めを奉納し、今年は、普門寺の境内にある草木を採取し、その草木で染めた糸を奉納した。
同じ被災地、そして伝統工芸品の復興として取り組む支援のかたち。
今もなお人々の記憶に残る「高田松原」の松を、伝統工芸品と姿を変え、陸前高田市に奉納する想いをお聞きした。
◆株式会社IIE 代表取締役 谷津拓郎
会津坂下町にある株式会社IIEは、会津木綿にフリンジを加えた、ストールを販売している。
代表の谷津さんは震災後、会津若松市でボランティアを行ってきた。
時間の経過と共に支援の方法が変わってくると、ビジネスとして何かしなくてはいけないと考え、IIEを設立。いまは会津若松市の仮設住宅に住む大熊町の方々にストールのフリンジ部分の内職をお願いしている。伝統工芸品を通じての復興に対する思いをお聞きした。
<放送>
11月19日(火)18:00~19:00 / 11月23日(土)27:00~28:00
11月26日(火)18:00~19:00 / 11月30日(土)27:00~28:00