「未来への教科書 出前授業第6回」を開催
3月2日、福島県いわき市の福島県立磐城農業高等学校食品流通科1、2年生向けに出前授業を実施しました。
この日の1日先生は一般社団法人rete:rra代表、渡邊さやかさんでした。
今回は、1.ライフヒストリーと自己紹介 2. 商品開発について 3. 海外での事業や今後=長期視点で自分の人生設計をすること
以上3つのテーマに分けてお話しいただきました。
12歳の時、初めての海外でネパールに行って衝撃を受けたこと、小中高校生の頃のお話、
陸前高田で、地域資源である気仙椿を活用したリップクリームやハンドクリーム、そして椿のお茶を開発して世に出したこと、地元の企業や医者、化粧品メーカーなど具現化するために様々な人たちと協力しあったことなどをお話いただきました。
食品流通科の生徒たちも実習で商品開発を実施しており、回されたハンドクリームを実際につけてみて、その感触やデザインについて話し合うなど熱心に参加していました。さやかさんも、仕事の進め方やコンセプトの考え方など、具体的な内容に踏み込んで話してくださいました。
また、アジアの女性起業家を支援するに至った経緯やその可能性、今後の展開から、人生へのアドバイスやメッセージをいただきました。
海外に興味を持つ生徒もたくさんおり、講義が終わってからも個人的にさやかさんに相談する生徒たちの姿が印象的でした。
磐城農業高校で開発している地域資源を活用した商品「なし酢」について、生徒からプレゼンテーションがありました。
さやかさんからは「味だけでなく、パッケージについてもアンケートを取ったほうがいい」「地元の生産者や、消費者の声をたくさん聞いて、パッケージも含め商品反映させたほうがいい」などアドバイスがありました。