未来への教科書 出前授業

posted 2015/02/10 category Blog, 未来への教科書 Documentary Report

 未来への教科書出前授業が昨年10月27日から始まっています。

 福島、宮城、岩手の3県、そして遠く離れた鹿児島県でも開催し、小学生から高校生までの児童、生徒の皆さんたち、そして地域の方々が、〝先生〟の話に真剣に耳を傾け、被災地の今に心を寄せています。

 出前授業は今後、福島県の会津農林高校(3月4日、先生=本田勝之助さん)、沖縄県の那覇小学校(3月11日、先生=阿部政志さん)でも開催の予定です。

 ここでは、これまでの出前授業をご紹介します。

 【平成26年10月27日】 福島県立光南高校 先生=黄裕翔さん(台湾 ピアニスト)

 3年生を中心におよそ250人の生徒と先生80人が参加していただきました。アンコールでアンジェラ・アキの「手紙」を全校生徒、教員の皆さんと一緒に合唱。その一体感は素晴らしいものでした。

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 【平成26年10月28日】 宮城県立大須中学校 先生=黄裕翔さん(台湾 ピアニスト)

 震災で校舎を移転し、大須小学校の敷地内で小学生と一緒に勉強している大須中学校の生徒7人と、同学校の児童8人、そして先生と保護者、そして地域のみなさんの総勢50人が参加していただきました。

 生徒会長の男子生徒からは「貴重な機会を頂いて、本当に今日は嬉しかった。自分は、将来はモノづくりの技術御身につけ、故郷に帰ってきて貢献したいと思っている。今日の感激を忘れずに頑張りたいと思う」という言葉をいただきました。

 【平成26年11月17日】 福島県本宮市立白沢中学校 先生=加賀美由加里さん(一般社団法人LOOM NIPPON代表)

 ファッションの第一線で活躍している加賀美さんの話に、全校生徒246人と先生20人が耳を傾けました。生徒からは夢を実現することの大変さ、どうすれば実現できるのかなど、積極的に質問が出ていました。

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 【平成26年12月1日】 女川向学園(NPOカタリバ)先生=ジェイソン・スコット・フォードさん(英会話教師)

 英語の時間を活用して授業をし、19人の中学生に体験記を語っていただきました。同じ東北で頑張っている外国人の姿に子どもたちは心を打たれた様子でした。

 【平成26年12月9日】 岩手県宮古市立亀岳小学校 先生=畠山信さん(NPO法人森は海の恋人事務局長)

 全校児童12人と先生や関係者ら7人が、畠山さんの話に耳を傾けました。子どもたちは授業の様子を壁新聞にまとめてくださいました。

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 【平成27年1月14日】 鹿児島県立鶴翔高校 先生=岩手佳代子さん(株式会社フカコラ美人代表取締役)

 阿久根市商工観光課の後援をいただき、100人の生徒と先生方に「私、気仙沼に恋しています」という題で、岩手さんの古里に対する思いや、被災地の今を語っていただきました。生徒の皆さんは、震災後手つかずの地域が多く、復興には程遠い状況にあるという認識を新たにしていました。

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