未来への教科書 -For Our Children-第76回「日本人の暮らしを紡ぐ、魚との関わりを目指して」
第76回「日本人の暮らしを紡ぐ、魚との関わりを目指して」
水産庁 上田勝彦さん
水産庁で全国の漁村の青年部、女性部、漁業士の支援育成などに携わっている上田さん。漁師の経歴を持ち、魚食復旧を目指し日々活動を続けている。
現在、完全に底を打った状態となっている魚の消費量。その主な要因として、家庭で魚を調理することを手間として敬遠する人が増えたことや、肉やジャンクフードなどの濃い味に慣れきってしまった現代の食生活にあるという。
海に囲まれ約350種類の魚を獲ることができる日本の地理的な条件と、そこに営みを続けてきた日本人の両方を考えた時、「食生産、ひいては国のあり方に危機感を覚える」と上田さんは言う。
東日本大震災によって水産の困窮きわまる状況は、よりはっきりと見えてきた。離れてしまった魚と人とを今一度つなぎ直すため、上田さんは奔走を続ける。水産業、そして国の未来を考える上田さんの思いに迫った。
「序」http://youtu.be/wdi4eLe6TYU
取材期間 2014年5月3日~6月8日
放送日BS12ch (ch222 TwellV) 2014年7月1日 18:00~19:00
再放送
7月5日 27:00~28:00 7月8日 17:00~18:00 7月12日 27:00~28:00