未来への教科書〜For Our Children〜#110「歴史はよみがえるのか?〜震災で失われたもの〜」
未来への教科書〜For Our Children〜#110「歴史はよみがえるのか?〜震災で失われたもの〜」
日本は世界でも珍しいほど、多くの古文書が残されている国であると言う。旧家や寺に残された、証書や日々の暮らしについての記録。それらは地域と、そこにかつて生きてきた人々の歴史である。
2011年の東日本大震災では、これらの古文書の多くも被害を受けた。NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク(宮城資料ネット)は震災後、一月もたたないうちから被災地へ入り、歴史資料のレスキューを行ってきた。倒壊した蔵から古文書などを救い出し、修復して、保存のために撮影をする。今までに撮った古文書の画像は110万点にもなる。それでも震災から一年のうちにレスキューをしたものしか終わっていないのだ。
震災から4年半。津波の被害を受けた場所の風景は大きく変わり、震災前の姿を思い出すことは難しくなってきている。いつか、そこには新しい町ができるだろう。その時、それまでの町の歴史と人の営みは引き継がれていくのだろうか?
宮城資料ネットの活動を皮切りに、市民ボランティアの方々、全国各地の歴史資料ネットワークに取材し、「被災地の歴史はよみがえるのか?」 について考えた。
番組予告(序) https://youtu.be/Nkc0CCczsoM
<放送日>
12月5日(土)6:30〜7:00 12月5日(土) 27:00〜27:30
12月19日(土) 6:30〜7:00 12月19日(土) 27:00〜27:30