第3回復興施策フロント会議~in東京~

posted 2011/10/06 category Blog, News

復興支援メディア隊秋田支部 佐藤です。

秋田支部の私ですが、東京で行われた「第3回復興施策フロント会議」(以下、フロント会議)の撮影に参加しました。
会議の場所はなんと霞ヶ関!・・・経済産業省の地下2階です。
東京に入るのは人生で2度目でしたが、それも10年前の事でしたし
加えて経済産業省だなんて恐れ多いと、ただ緊張していました。

秋田から同行して入った復興支援メディア隊の西村さん(東京に詳しい方です)に案内してもらい
東京駅から地下鉄に乗り、霞ヶ関へと向かいます。
当日は小雨がパラついていましたが、霞ヶ関駅から経済産業省の建物まで近かったのが幸いでした。

自動ドアをくぐり建物へ入ると、なんだか見覚えのある方が・・・
同じ復興支援メディア隊の先輩でクノ一の、静香さんが出迎えてくれました。
さらに、
岩手県釜石市立釜石東中学校から平野 美代子先生
宮城県気仙沼市から、株式会社 斉吉商店の斉藤 和枝さん
福島県双葉町から、株式会社 冨沢酒造店の冨沢 守さん、真理さん御兄妹
仙台・福島にオフィスを構える(株)あおいビジネスソリューションズ 渡辺 晋也さん
と、現地のキーパーソンの方々がいらっしゃいました。

初めてお会いする方がほとんどでしたが、復興支援メディア隊内で皆さん有名人ですから
お会いすることができて、ふっと感動を覚えました。

フロント会議会場へ入ると、まずその広さに驚きました。
イスとテーブルが並び、おそらく200人は収容できそうです。
各イスごとに会議資料が置かれ、壁一面には現地で撮影された写真が並んでいました。

開場時間の14時を迎え、続々と参加者の方々がいらっしゃいました。
中には同じように秋田から駆けつけて下さった方もいて、フロント会議の重要性を再認識させられます。
14時半、予定よりも多い参加人数の中、フロント会議は始まりました。

経済産業省サービス政策課の前田課長さんに
持ち前の前田節で迫力のあるご挨拶と会議趣旨を話して頂き
NPO法人映像情報士協会理事の榎田竜路さんが
復興支援メディア隊の活動を体験を含めて話して頂いたところで

フロント会議の第1部が始まりました。
このフロント会議では1-4部にそれぞれテーマを分け、各人が壇上に上がり話します。

1部:教育とメディア (文部科学省、平野先生、吉本興業(株))
2部:現地キーパーソンから (冨沢酒造、(株)あおいビジネスソリューションズ、斉吉商店)
3部:未来都市 ((株)日立製作所、日本IBM(株)、アクセンチュア(株))
4部:新しいライフスタイル (野村総合研究所、パナソニック)
※敬称略
皆さんそれぞれの分野で様々な意見をお話いただき、なんとも刺激的でした。

特に1部「教育とメディア」と2部「現地キーパーソンから」では
さきほどお名前を挙げた5人の現地キーパーソンの方々が登場しました。
それぞれ違う地区、違う視点から見て、感じた事やその時の気持ちを伝えてくれました。
とてもリアルなお話だったので、話されている光景がまざまざと目に浮かぶようでした。
中学生が幼い子を背負って山を駆け上る光景
原発が爆発し、空気が震えた時に気づいた異変の感覚
どうやって酒造を再興するか、真剣に考えている気持ち
助かった人々で「良かったね」と抱き合った時の温かさ

その間、会場の参加者全員が耳をすませているのが感じられて、不思議な緊張感がありました。
話している人自身の魅力なのでしょうか。
「現実」を伝えられた時に受ける感情と感覚の量が圧倒的でした。

今後10年は続くと言われている「復興施策フロント会議」
何をしたらいいのか、何をするべきなのか