♯45「未来へ繋ぐ、じまんの一品へ」一般社団法人 新日本スーパーマーケット協会    調査役 中島祥雄さん、商品アドバイザー 白石展子さん

posted 2013/03/18 category 未来への教科書 Documentary Report

事業者の自助努力を促し、魅力ある商品へ

商品の改良や販路開拓の支援をとおして事業者の自助努力を促し、魅力ある商品に変えていく、未来への「じまんの一品づくり」プロジェクト。コーディネーターは新日本スーパーマーケット協会の中島さん、個別相談を担当しているのは白石さんだ。堂々巡りに陥りがちな事業者に全く違う観点からヒントを与え、自らのアイデアを引出し、商品を斬新なデザインや違う食べ物に変えていく。商品はどのように生まれ変わっていくのか。

時代の変化に対応し、商品を変えていくこと

二人の活躍により新たな魅力を生み出した商品は数多くある。風評被害で売り上げが返照していた東白川郡矢祭町の蔵元「藤井酒造店」では、白石さんの提案により酒瓶のパッケージを一新。酒のもつ日本古来の精神をイメージしたデザインで、東京駅おまつりストリートにて好評を得た。郡山市の手作りパン屋「ほんだ屋」は、福島産の果物を存分に取り入れたスティック型の洋菓子を商品化した。

 

 

株式会社 ジェイアール東日本企画 企画制作本部 SP開発事業局局長 藤本裕之さん

事業者の熱意がメンバーを動かした

未来への「じまんの一品づくり」プロジェクトを総括する藤本さん。事業者の熱意がメンバーの意識を変え、プロジェクト自体が次々拡大していったことが、今回の大きな成果だったという。長期的な目で計画を立て取り組んだこと、ジェイアール東日本グループの協力のもとで過程を広報できたことで、他の事業と差別化を図れたと考えている。

「商品づくり」から「文化づくり」

「商品を売ることだけではなくて、文化というものをどういう風に育成していくんだってとこまで持っていかないと、長続きする本当の商品は生まれてこないという風に思っています。」福島という特有の文化を商品として仕上げることで、日本文化の価値を見つめなおすことができた、と藤本さんは語る。

 

BS12ch TwellV

3月19日(火)、26日(火)18:00~19:00
3月24日(日)、3月31日
(日)早朝3:00~4:00