♯45「未来へ繋ぐ、じまんの一品へ」株式会社 福島屋会長 福島徹さん
「福島県をかりんとう王国に」
「かりんとうプロジェクト」は、福島県の様々な食材を使い、両若男女親しみのある「かりんとう」を開発するプロジェクト。株式会社ジェイアール東日本企画が運営する、未来への「じまんの一品づくり」プロジェクトの一環だ。
コーディネーターを務めるのは株式会社福島屋の福島徹さん。農産物も水産物も利用でき、誰もが作れる「かりんとう」に確かな手ごたえを感じている。今では60種類以上の「かりんとう」が出来上がっている。
それぞれの特長を生かしたかりんとう作り
プロジェクトには、農家と提携して農産物の販売を手掛けてきた事業者や、地域で昔ながらの漬物や惣菜を生産する事業者、福祉作業所などが参加。「かりんとう」という新たな発想に、農産物の風評被害の打破や障害者の自立など、それぞれの思いを込められている。福島さんは、皆で知恵を出し合い楽しみながら作り上げていくことが最大のテーマだという。
各事業者が自走できる仕組み作りが大切
1月に開催された「かりんとう講習会」では、それぞれの事業者が作ったかりんとうを皆で食べ比べ、意見を出し合った。大勢の人がひとつのプロジェクトに参加できるのも「かりんとう」というポピュラーなアイテムならでは。
プロジェクト継続のためには、各事業者が自走できる仕組み作りが大切だという。かりんとうを中心とした文化の形成や技術の向上により、福島県が全国への発信基地として役立てればと考えている。
かりんとうという文化
2月21日に東京駅で開催された「東日本復興支援 お祭りストリート」に出品。多くの人が質とバラエティに富んだかりんとうを買い求めていった。短期間のプロジェクトの中で、さまざまな方とコミュニケーションできたことが最大の喜びと語る福島さん。このプロジェクトが文化づくりのモデルケースになれればと思いを馳せた。
BS12ch TwellV
3月19日(火)、26日(火)18:00~19:00
3月24日(日)、3月31日(日)早朝3:00~4:00