未来への教科書〜For Our Children〜 #109「未来へつなぐ、牛の新たな使命  ~農家と研究者の帰還困難区域での取組み~」

posted 2015/11/10 category 未来への教科書 Documentary Report

未来への教科書〜For Our Children〜 #109「未来へつなぐ、牛の新たな使命  ~農家と研究者の帰還困難区域での取組み~」

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 東日本大震災から5年目、福島県双葉郡大熊町にある池田牧場。ここは原子力災害を起こした福島第一原子力原発電所から約6kmほどしか離れておらず、国が一般の立入りを原則禁止している帰還困難区域という地域に該当する。

 しかし、そういった場所で50頭ほどの牛を飼っているのが、牧場の所有者、池田美喜子さんとその夫・光秀さんだ。国によって繁殖も出荷も許されていないという、牛たちにいったい何を望むのか。

 また、低線量被ばくした牛の調査・研究を通して、池田さん夫婦や同様の状況下にいる農家たちを支援している団体がある。岩手大学や北里大学の獣医・畜産系の研究者を中心に組織されている「原発事故被災動物と環境研究会」だ。ここの牛を研究し続けることができれば今後、人間についても応用できる、有用な研究成果が得られるはずだとして、彼らは数ヶ月に1度、現地調査にやってくる。

 そして、両者の様子を震災後から見続けてきた、ノンフィクション作家、眞並恭介さんは、取材をもとにしたノンフィクション小説「牛と土」を発表し、その作品は権威ある文学賞を得た。その眞並さんはこの地域の現状をどう捉え、そして、その先に何を見据えているのだろうか。それぞれが事故の教訓を未来につなげるため、最善を尽くし奮闘している姿を追った。

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<放送日> 11月14日(土) 6:30〜7:00  27:00〜27:30   11/28(土) 6:30〜7:00  27:00〜27:30

予告編映像(序®) https://www.youtube.com/watch?v=gQt-uU6Irsg&feature=youtu.be