今年も「未来への教科書 出前授業」が始まりました!
10月16,17日、岩手県盛岡市の盛岡市立見前南中学校で出前授業を実施しました。
この日の1日先生は一関平泉イン・アウトバウンド推進協議会ディレクター、一関移住ブランディング実行委員会プロジェクトマネージャー、岩手わかすフェス実行委員会の実行委員長と多岐にわたり岩手で活躍されている、佐藤柊平さんでした。
今回は、 1学年:今後、各自の進路についての学習につなげるため「佐藤さんの生き方から学ぶ」というテーマでの講演
2学年:佐藤さんの紹介ビデオからヒントを得て、「見前南中おこし~南中の良さを発見」というグループ学習実施
3学年:復興支援メディア隊の「未来への教科書」ポスター作成からヒントを得「南中を地域に発信~南中の良さを紹介」というグループ学習実施
と、各学年に沿った内容で講演やワークショップをしてただきました。
1年生向けの講義では、自身の中高校生時代の話や、進路決定した経緯など、生徒たちにとって身近な話題から、
その後、震災後のボランティア活動などを経て感じたことから、その後の活動に繋がっていったこと、そして今後の抱負などをお話しいただきした。
「最も大切なのはそこに住む人たち自身が楽しみを見出し、自分で動き、自ら自分の生き方や働き方を設計していくこと、既存の価値観に囚われず、若いみずみずしい価値観で新しい仕事や地域を創っていく、そしてそれを続けていくことが大切」というメッセージとともに、中学生たちの未来に向けての新しい生き方や働き方の紹介や提案がありました。 それを受け、生徒たちは各班に分かれて話し合いをし、佐藤さんが伝えてくれたことやこれからの生き方について大切なことを話し合い、結果を発表しました。
「毎日を大切にし、そこから新しい価値観を築くことが大切」
「常識にとらわれず自分だからできることを見つけていくことが大切」
「ちょっとしたきっかけを見つけ、そこから自分にできることを見つけることが大切」
「いろんな人と交流し、自分から幸せを見つけていくことが大切」
など、未来へ向けた希望を胸に生徒たちは思い思いの言葉で伝えました。
2年生は『見前南中学校おこし〜母校の魅力と自分たちにできること』というテーマでワークショップを開催。
2人一組になり、自分が感じた見前南中の良いところを話す人、それを聞く人に分かれ、 関心のない態度で話し手がどう感じるか、
逆に、興味をもって話を聞くことでどう感じるかを実験し、 傾聴の重要さを学ぶ、共感ワークショップから始まりました。
次に、そこから感じたことをまとめ、発表することで、コミュニケーションにおいて重要なことを学びました。
3年生向けには、 自分たちが考えたことをどうやって形にすることができるのか考える・仲間の考えを理解し、一言メッセージをグループで考えることができる、という学校の狙いをもとに、 『見前南中の架け橋に〜写真と一言メッセージで〜』というテーマのワークショップを実施。
生徒たちが事前に選んだ、もしくは撮った写真に言葉をつけ、
「何を感じたか、何を誰に伝えたいか」を各自で考え、それをグループワークとしてまとめ、各班で発表しました。
発表を聞いた佐藤さんからは、 「言葉にまとめたり自分の思いを表現したりすることは大切。そのような『思い』に答えはないので、周りの顔色を見て模範解答を出すより、自分のわがままな感情を出していけばその人らしさに繋がると思う。普段言葉にしなくてもそのような感情を温めて何かあった時に出せるようにすることが大切」というメッセージをいただきました。