久慈東高校で出前授業開催
今年2回目の出前授業が久慈東高校で開催されました。
久慈東高校は、総合高校として2年時より7つの専門コースに分かれます。
今回の先生は会津伝統野菜の長谷川純一さんと清水琢さん。自分たちの子供時代のお話、なぜ農業の世界に入ったか、地元への思いなど熱く語っていただきました。
「地元の伝統を守り、次世代に繋げる」という強い志や日本中の人たちと繋がり、且つ、ふるさとを大切にしている姿勢などが高校生たちの心に響いたようです。
第2部の座談会では、登壇した10名の生徒さんからお二人の先生への質疑応答という形をとりました。
「震災などの困難に遭った時、前を向こうとする原動力は?」「自分のように未経験の若者がこれから農業をやろうということは可能なのか?」「農業のやりがいは?」などの質問に、丁寧に答える講師のお二人と、それを真剣に聞き入る生徒さんたちの姿が印象的でした。
久慈市では、今年からキャリア教育に本格的に取り組み始めています。人口減少問題が深刻な岩手県北地域、若い人が故郷から離れることについては相当な危機感を持っています。
キャリア教育推進協議会の方に今日の感想を伺いました。「故郷の良いところを見つめ、掘り下げ、それを職業にするというお二人の活動がちょうど良い具合に、はまったと思う。子ども達にとっても良い授業になったのでは」とお話くださいました。