2015 出前授業レポート
2015年度未来への教科書出前授業を6校で開催しました。
震災を経験した1日先生たちが、自らの経験や、それぞれの分野や立場から考える未来などを、未来を担う子どもたちに話し、意見を交わしました。
どの学校でも、1日先生の話に熱心に耳を傾ける子どもたちの姿が印象的でした。
それぞれの学校での授業の様子をご覧ください。
震災後に大船渡市でワイン製造会社を立ち上げた、スリー・ピークス・ワイナリー代表、及川武宏さんが1日先生として登壇し、「好きなことを仕事にするために今出来ること」と題して話されました。
1日先生は会津伝統野菜の長谷川純一さんと清水琢さん。自分たちの子ども時代の話、なぜ農業の世界に入ったか、地元への思いなどを熱く語っていただきました。
講師は渡邉さやかさん(一般社団法人Re::terra 代表理事)。1年生107名に「地域からブランドを構築する~三陸椿ドリームプロダクツ~」と題して、本当の豊かさや地域ブランドについて語っていただきました。
学校のある小泉地区は津波の被害が大きく、学校自体は大きな被害はなかったものの、高台にある学校の周辺にあった集落は流されてしまいました。この日の先生は及川武宏さん。地元大船渡でワイナリーを作り、世界からの観光客を集めたいと活動しています。
出前授業の舞台は大船渡市立吉浜中学校。学校がある吉浜地区は、昭和8年の昭和三陸地震津波を機に、地域ごと高台に移転。2011年の震災では比較的被害が小さく「奇跡の集落」と言われています。1日先生は同じ大船渡市内で水産業を営む八木健一郎さん。八木さんのご提案で、座談会形式で進行しました。
株式会社GRA代表取締役の岩佐大輝さん。1年生およそ280人に、「世界を目指せミガキイチゴ〜地域を未来につなげるIT農業〜」と題して、お話をしていただきました。
未来への教科書~For Our Children~ #115 「人と種をつなぐ 出前授業プロジェクト」 の映像はこちらでご覧いただけます。 https://www.youtube.com/watch?v=17NzRbe6iHo